Hana道場一のアフリカ好きの原(ハラッチ)です!
先日11月に、アフリカのタンザニアにて、IchigoJam講座を行ってきましたので、そのレポートを投稿します。
私たちが7月に実施したクラウドファンディングの支援をうけて、2024年11月にボランティアメンバーと一緒にタンザニア国ダルエスサラームの、ICT職業訓練校 VETA Kipawa校を訪れました。
次を達成すべく、「50セット の IchigoJam P」を手に現地入りしました。
プロジェクトの展望・ビジョン
- 現地でプログラミングを子供たちに教えられる人材を育てたい!
- クラスを開ける数の機材を現地に送りたい!
- チームIchigoJamを現地に作り、継続的にプログラミング教室を開催する体制を作りたい!
僕たちが使える時間は4日間!えっと思うようなトラブルもあった、毎日の現地活動を紹介します。
1日目:学生150名 & 教員10名
一週間前に急遽連絡があった「150名に教えて欲しい」。
この要望をかなえるべく、メンバー4人で悩んで「INTRO “get new experience”」となをうった、初めてIchigoJamプログラミング講座を準備。2・3日目は、その上級コースを希望する学生限定にして取り組むことにしました。
初日は、75分ワークショップ x 6回開催することでクリア。
このときに先生達が率先して受けてくれたことは、その後大きな支援になりました。

2日目:中級クラス学生50名
初日参加生徒から,さらに学習を進めたい者を公募し次の2つを開講
- Future teacher:先生コース
- Future maker:メーカーコース
「 Future teacher」川下りゲームの技術背景を説明の後、教室パックの準備・片付け方確認、自ら探す、教え合う講座を実施。
「Future maker」光センサーとサーボモータによる実習を行ったあと、デザイン・シンキング講座を実施して自らのアイデアを形にすることを学びました。

3日目:中級クラス学生50名 & 一日停電
なんとこの日は一日停電!前日と同じ内容から、急遽臨時ワークショップへの内容を変更。
「 Future teacher」教室パックの準備・片付け方確認の後、電源がないときに備えたモバルバッテリー・太陽パネル・手回し発電機などの各種電源下のIchigoJam動作を確認。プログラミングはテザリング+IchigoJam Webで対応した。Makerクラスでのセンサー・サーボの実演を見学して翌日の講座に備えた。

「 Future maker」光センサーとサーボモータの講師実演(ノートPCのUSB給電+シリアル通信)を行い、チームごとにカードを参照しながらの配線実演を行ったあと、デザイン・シンキング講座をワークシートをベースに実施した。

極小電力のIchigoJamならではの対応ができたのではないかなぁと。
4日目:中学生・小学生 60名
そして迎えた最終日!
VETA Kipawa校の招待講座として近隣の学校から招待して開催されました。先生役は「 Future teacher」参加者達。多くの参加者がきてくれたので、IchigoJamを2名に1台用意して、ペアで体験してもらう内容としました。
IchigoJam講座については、学生たちが工夫をしてうまく進行してくれて、小中学生は楽しんで帰ってくれました!!

IchigoJam寄贈
最後の50セットのIchigoJam Pを、VETA Kipawa校に寄贈しました!

寄贈した IchigoJam P は、その後製品化されて日本でも購入が可能です。気になる方は、こちらをチェックください。
最終日に、VETAの学生先生が、小中学生に教えてる姿は、本当に嬉しかったです。今後も、このような活動が楽しく続いて欲しいなぁ。
クラウドファンディングから半年、準備したすべてのピースがつながって、この活動を終えることができました。これも関係してくれたすべての方々のおかげです。本当に、ありがとうございました。
今後のタンザニアでの、プログラミングへの取組が加速することを願がっています!!